歴史の大いなるうねり

元祖ユルヴァちゃん(1) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(6) (アフタヌーンKC)
 書店で、幸村誠さんの「ヴィンランド・サガ」"Vinland Saga"の最新第6巻を見つけたので、即購入。前巻の発売が昨年の10月だったから、8か月ぶりの新刊、ということになるか。
 相変わらず凄まじい血腥さだが、いよいよクヌート王子が、人の上に立つ者として"覚醒"したようで、これからの展開が楽しみだ。やがてイングランドを統べる英雄王となってゆくクヌートと彼を取り巻く人々の群像に、歴史の大いなるうねりを感じる。早く次巻が読みたいものだ。
 同時発売の西本英雄さんによる「元祖ユルヴァちゃん」は、「ヴィンランド・サガ」からのスピンアウトということだけで購入してしまったが、これは本家とはまったく毛色の異なったギャグ作品。相当悪ふざけ(笑)しているので、本家の雰囲気を大切にしたい人にはオススメできないか!?