「Shibuya Publishing & Booksellers」からセンター街方向へ戻る途中、ミニマルな木の内装で統一されたスタンドバーがあり、その佇まいが非常に私好みだったので、寄ってみて一杯やってきた。
全て同一の木の素材で統一された店の内装は非常にミニマルで(上の写真)、なぜか私はドナルド・ジャッドの作品を連想した。あるいは米国の一連の写真家たちの作品か。
マスターによると、オープンしたのは昨年の10月とのこと。まだまだ新しいのだ。席数はけっこう多い。店内の一角にアナログターンテーブルが2台、DJミキサーを挟んで並んでいて、まったりしたボサノヴァなどを流しており、時折マスターが片方のレコードからもう片方へ曲を繋ぐ。いい感じにリラックスできるユルさが心地よい。
妻とグラスワインを一杯ずついただき(コンチャイトロのカベルネ)、バゲットにのせたタプナート(オリーブやアンチョビなどをみじん切りにして作ったペースト、上の写真)ととても美味しそうな自家製ソーセージをつまみに食べながら、ちびりちびりとワインを楽しむ。
ワインと帽子とトラベラーズノート。この店に良く似合う。
いい店だ。とても気に入った。ここもまた来よう。
- "S" もしくは"Stand"(どちらが正式な店名だろうか)
- 東京都渋谷区宇田川町37−16
- Tel:03-5452-0277
- 18:00〜midnight 日曜休