春の足音

studio_unicorn20090319

 ここ数日は暖かい日も続いて、いよいよ春の足音が近づいてきたなと思っていたが、今日はさらに気温が上がって少々暑くさえ感じる。
 最高気温が23度だとか。春真っ盛りどころか初夏?と言ってもいいくらいだな(笑)。
 桜の東京での開花予想も3月21日と、以前の予想より早まったし、いよいよ春が近づいてきた気分。昼間の青空も少々霞がかっていて、“春”の様相を呈してきた気がする。
 「春が近づいてきたなあ」と最も強く実感するのは、私の場合、沈丁花の花の香りである。小さい頃は何の花の香りか分からなかったので、単に「春の匂い」と思っていた(笑)。それでも、いろいろと物事が大きく移り変わってゆく3月のこの時期に、この香りが漂ってくると、来るべき新しき物事への期待も相俟って、心浮き立つ思いがしたものだ。
 今でも、この時季に沈丁花の匂いをかぐと、来るべき春への昂揚感が我が身のうちに高まって、訳もなく新しい“何か”を始めたい気持ちになってしまう。
 3月は、終わりと始まりへの期待に満ちた季節だ。
(写真は、3月15日に自宅にて撮影)