砂漠の旋律

studio_unicorn20090331

砂漠のライオン [DVD]Lawrence of Arabia
 映画音楽の巨匠、モーリス・ジャール氏Maurice Jarreの訃報に接する。
 合掌。
 モーリス・ジャール氏が音楽を担当した映画の中で、私が観たことがあるのは名作「アラビアのロレンス」"Lawrence of Arabia"と「砂漠のライオン」"Lion of the Desert"の2つ。奇しくも両方ともアラブを題材にした映画だ。どちらも、アラビアを思わせるエキゾチックな旋律と打楽器のリズムが印象的な(ジャール氏は打楽器出身)、砂漠の映像がよく似合うとても魅力的な音楽だったのを覚えている。というより「アラビアのロレンス」はDVD持ってるし、「砂漠のライオン」は中学の時に今は亡き渋谷パンテオンで観たのでDVDどころかVHSもなかったが、音楽を収録したサントラ盤はしっかり買っていた(しかもカセットテープで!時代ですなあ)。要するにかなり好きだったのだ。懐かしいな〜。
(追記:実は「刑事ジョン・ブック 目撃者」"Witness"もジャール氏の音楽だったことが判明。これで計3本になりました)
 でもこの2本を観たおかげで、かつてはなんとなく「モーリス・ジャールはアラビア系の人だ」と思い込んでいたフシがあった。実際には、生粋のフランス人のようなのですが。
 子息はシンセサイザー奏者として現在も活躍中のジャン・ミッシェル・ジャール氏Jean Michel Jarre。優れた音楽センスのDNAはしっかり次代に引き継がれているようだ。

(写真は、一昨日に撮影した夕景)