エスニックディナーを「ごはんファクトリー」で

 

 2021年8月28日の日記に書いた私のスパイスカレー作りだが、昨年9月に新しい家で暮らし始めてから、今でも続いている。とはいっても、先述の通り引っ越してしばらくはプチ適応障害で心身ともに激しく不調だったためとても料理をする余裕がなく、ようやくここ数か月になって徐々に再開。新しい家のキッチンの収納の配置やガスコンロの使い勝手にも、作るたびに少しずつ慣れてきている感触だ。

 私の妻が参加している地域の栄養士会が、活動の一環でこのところ豆を使ったレシピ作りに取り込んでいるらしい。そのため、最近我が家の食卓にはいろいろな豆を伝った料理がよく登場する。そうした料理作りの中で茹でた白花豆と金時豆が、それぞれ100グラムずつ中途半端に余ってしまっていると妻がいうので、私が引き取ってこの日の夕食用に作るスパイスカレーの具材に使用した。豆だけでは口の中でもそもそしてしまうので、食感にアクセントをつける意味合いでスライスしたごぼうも投入。最近私が凝っている青唐辛子とコブミカンの葉(バイマックルー)も加えて、少々タイカレーっぽい風味を効かせている。

 いい感じにカレーは仕上がったが、夕食にこれだけではタンパク質方面でやや物足りない。ということで、妻がこれに合うようにと、カレー作りをする私の横で鶏むね肉のカバブを作ってくれた(下の写真)。新居のキッチンカウンターは完全アイランド型で、余裕で二人が同時進行で別々の料理を作れるのが嬉しい。おかげで、こうして夫婦の充実した「ごはんファクトリー」を自宅でおこうなうことができる。

 AEGのオーブンでじっくりとローストし、鶏肉の表面に香ばしく焼き目がついてシズル感満点。使用した鶏肉がむね肉でしかも皮なしなので、見た目とは裏腹に食感はとてもさっぱりして食べやすい。一緒にローストしたじゃが芋も実に香ばしい。もちろんスパイスたっぷりで、実にエスニックな味わいだ。

 

 

 夕食で食べるときには、冒頭の写真のようにスパイスカレーライスとカバブを一緒盛りにしていただく。盛り付けに使用した皿は、もちろん2022年3月12日の日記で紹介した、建築家の吉田愛さん監修のカレー皿「plate245」だ。リムがしっかり立っている形状が、汁っぽい料理と固形のおかずをいい感じに同居させてくれる。なかなかナイスなエスニック料理の一夜でした。

 あ、もちろん、翌朝の朝食も、この組み合わせで(笑)。

 

(2022年5月4日投稿。けっこう以前のことだが、どうしてもこの料理写真を出したかったので)