2020-01-01から1年間の記事一覧

【読了記録】美意識の値段

親不知にかなり大きい虫歯が見つかってしまい、治療できない部位なので抜くしかないということで、本日泣く泣く親不知を抜歯してきた。 今日は一日安静にしていなくてはならないので、リヴィングのソファで寛ぎながら読書に勤しんだ。 おかげで、軽めの新書…

【読了記録】文字によるアラベスク

あまりに自分の日記の更新頻度が低いので(いちいち長文になってしまうのがいけない?)、これではいつまでたっても読んだ本のことが、どんどん先送りになってしまって書けない(笑)ことに気づいた。 これではいかんと思い、これからはとりあえず気まぐれに…

最も重要な祝日

5月17日。 今年も、私の誕生日が巡ってきた。 ここ十数年くらい、私の誕生日は晴れた日の記憶しかないのだが、今年もまた。 昨日はあれだけ本降りの雨が降っていたというのに、今日は一日中気持ちよく青空が広がって実に爽やかな日和である。 さすがは私の…

困難に立ち向かう人々の物語

いわゆる新型コロナウイルス、COVID-19の感染拡大による異常事態の中で、アルベール・カミュの『ペスト』などの疫病を題材にした小説やノンフィクション本がよく読まれていると聞く。 やはり未曾有の状況下にあると、私たちは、かつて似たような状況の中で人…

五月の風の中で。

新型コロナウイルス禍の異常な状況下でも、五月は例年通りやってくる。 春から初夏に移りゆく、一年で最も爽やかな季節の五月。 五月は、私の妻の誕生日と私の誕生日がともにこの月だということもあり(勤め仕事をしていた時はもちろん大型連休も魅力だった…

早春の煌めき

新型コロナウィルス禍のせいで、尋常ならざる状況の続く日々。 美しいものが見たくなったので、よく晴れた日曜日の午後の散歩写真をいくつか。 例によって、CANON EOS Kiss Mにて撮影。 鮮やかな紅に染まった道が、遥か彼方まで続く。 やっぱり私は早咲きの…

静謐なるものの名前よ、そなたの名は。

曇り空のイマイチな天気だったが、上野の東京都美術館に行き、企画展「ハマスホイとデンマーク絵画」の二度目の鑑賞。前回の鑑賞(2020年1月30日の日記参照)の際に会場構成と注目すべき作品は既に把握済みで、かつ購入した図録も完読したので展覧会への理…

美しき桃色の花びら

早咲きの河津桜を撮影してみた。 Canon EOS Kiss Mにて撮影。 今年は冬が妙に暖かいので、かなり早く咲いたのかと思ったが、昨年の同じ河津桜の写真を見ると、やはり同じ2月後半に撮っていたので、まあ河津桜の咲きごろは今時分なのだろう、東京では。 この…

三回忌/きさらぎは凶

View this post on Instagram A post shared by studio_unicorn (@studio_unicorn) 2月13日は、私の父の命日である。 今年もその日が巡ってきた。父が亡くなってから、丸2年が経過したことになる。昨年もこの日記に父の命日のことを書いた(2019年2月13日…

静謐の世界、再び

満を持して、上野の東京都美術館で開かれている企画展「ハマスホイとデンマーク絵画」を観てきた。会期初めの比較的空いている時期だったのでそれほど混んでおらず、ゆっくりと観られたのはよかった。 1987年に、今は亡きセゾン美術館で開かれた「北欧の美術…

麒麟はくるのか

(写真は2点とも、2020年1月20日に撮影) 2020年の、新しいNHK大河ドラマ「麒麟がくる」第1回の放送分(初回拡大版で平常より30分長い75分の放映時間)を観た。どうせリアルタイムでは観ないからと録画しておいたのだが、ヒマだったこともあって放送当…

「2020年」という「現在」

迎春。2020年である。 21世紀も、五分の一が過ぎようとしている。 幼い頃、確かに「未来」の代名詞として使われていたはずの「21世紀」という言葉が今や当たり前の「現在」を指す言葉になり、かつて「現在」を指す言葉だった「20世紀」が、すっかり「過去」…